アラジンのある風景
好きなものだけを集めた
こだわりの空間に
緑色の細長いヒーターを。
軽部さんは大阪を拠点に活動する写真家。趣味のひとつがインテリアで、SNSでは愛用の家具が置かれた部屋の様子も紹介している。撮影の専門家ということもあって、投稿される写真はおしゃれなものばかり。冬の部屋のシーンには、背の高い遠赤グラファイトヒーターの姿が写っている。
学生の頃から夢みていた
自分らしい住まいづくり。
学生時代は建築学科に所属していた軽部さん。当時は、カメラとともに国内外を旅して、美しい建物の外観や内観を撮影することに夢中になっていた。そのうち「もしも私が理想の空間をつくるなら?」と想像するようになり、住まいを丸ごとコーディネートする夢をもつようになった。それから時が経ち、引っ越しを機に、その夢を叶えるチャンスが訪れた。
ブルーフレームヒーターを諦めたとき
目に飛び込んできた細長いヒーター。
引っ越し先は、大阪にあるリノベーション物件。軽部さんは、気に入った家具を探して、DIYで棚をつくって、少しずつ内装を整えていった。旅先で訪れたホテルや、インテリアショップなどを参考にしながら、自分らしい空間を一から築き上げるのは楽しかった。ようやく部屋全体が落ち着いてきた頃、軽部さんは冬に向けて遠赤グラファイトヒーターを購入した。
最初はブルーフレームヒーターを購入するつもりだった軽部さん。しかし、昔から憧れていた石油ストーブを使うことは、マンションの規約で叶わなかった。「仕方ないと思いながら、どうしても諦めきれなくて、アラジンさんのサイトを眺めていたんです。そしたら、1灯管の遠赤グラファイトヒーターが目に飛び込んできて、『何これ!かわいい!』って、一目惚れしてしまいました」。ヒーターのくすんだ緑色は、木製の家具やウールのラグと相性が良い。部屋の撮影をするときは、主役にしても脇役にしても全体の雰囲気を引き立ててくれる。ブルーフレームヒーターを買う夢は持ち越しになったけれど、そのおかげで、今の自分にぴったりのヒーターを手に入れることができた。
仕事中も、食事中も、読書中も。
冬の間はいつも一緒に。
1灯管の遠赤グラファイトヒーターは、底の大きさが30cm×30cmで、高さはだいたい90cm。すらっとしていて場所を取らない。持ち運びも簡単だから、デスクの前で作業をするときも、ソファーに座ってリラックスするときも、キッチンに立って料理をするときも、いつでもそばに置いている。一目惚れして買ったヒーターは、冬の間を一緒に過ごす家族のような存在になった。