いろいろな土地で生まれた
個性豊かな作品たちが
京都で出会う。

京都御所の西にある「Community Store TO SEE」は、小さな古いビルを改装したギャラリー。1階にはショップとコーヒースタンド、2階には企画展などを開催できるスペースがある。ここには、オーナーの中島さんとディレクターの前谷さんが日本中から探して選んだ作品が集まっている。

3種類のトーストが
一番おいしくなるトースターを。

1階コーヒースタンドの定番フードメニューは、バター、ハニー、チーズから選べるトースト。食パンは左京区のベーカリーから取り寄せている。トーストを焼き上げるグラファイトトースターは、前谷さんが選んだものだ。「とにかくおいしくトーストが焼けるものがほしくて。アラジンのトースターは、機能は申し分ないし、デザインがクラシックで素敵だし、大きさもぴったり。あらゆる面で一番良いと思って買いました」。

火の会社がつくるトースターは
火の加減がちょうどいい。

「アラジンといえば石油ストーブですよね。ずっと昔から火を扱っていて、火を専門にしている会社というイメージがあります。トースターも、使ってみると火力にこだわっていることが分かります」。Community Store TO SEE(以下、TO SEE)のトーストは、パンそのものがおいしいことはもちろん、表面はカリカリ、中身はふわふわの食感も魅力のひとつだ。トーストだけではない。店長のスタッフが自分の昼食用にお餅を焼いたときは、本人がその仕上がりに驚いていたという。「お餅も、表面がパリパリで中身がもちもちになるんですって。『うちで焼いたお餅とちがう』って、ずいぶん感動してましたよ(笑)」。フード関連のイベントを開くときは、外部からシェフを招くこともある。「トースターはお料理を温めるときに使います。料理人の方から火力の具合を褒めていただくことがあるので、やっぱり考えてつくられた製品なんだなぁと」。
 約4年間使っているけれど、トースターにはくたびれた様子がない。いつも新品のようにきりりとして見えるのは、手入れが行き届いているからだろう。作家の作品はもちろん、日常的に使うモノや道具とも丁寧に向き合う前谷さんたちの姿勢がうかがえる。

Community Store TO SEEに
集まるものの共通点は?

TO SEEで紹介される作品は、すべて中島さんと前谷さんが良いと思ったもの。陶の器、木のオブジェ、綿のシャツなど、扱う作品が多彩なのに統一感があるのは、2人の見立てが基準にあるから。作家の出身地も、訪れる人の年齢層も幅広いけれど、きっとどこかに共通点がある。もちろん、コーヒースタンドの什器やトースターも。TO SEEの中にあるすべては、前谷さんと中島さんでつながっている。

Q. あなたにとってのアラジンとは?

Answer:
EPISODE 14 | Community Store TO SEE さん

中島さんは写真家、前谷さんはエディターでもある。「京都の人たちに新しい作家を紹介したい」という考えから、扱う作家は他府県で活躍する人が中心。2階のスペースでは、展覧会のほかワークショップなども行っている。